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バカの証明/2


石器時代の人間は、



考えた。



狩ってきた獲物を、どう捌くか。



手で引き裂いたり、棒で叩いたりでは、



らちがあかない。



そうだ、石を尖らせて裂けばいいと。



これは、バカを一つ乗り越えた。



賢くなったって事だね。



ここで大事なのは、俺ってバカじゃないのかと、



気づいた事だよな。



人間は神様じゃないので、



どっかバカなんだよ。



そのバカを解消するために、



進歩してきた。



バカさ加減に気付くことは、



賢さの始まりなんだね。






 
 
 

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©1960 Toshihiko Iguro

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